2018-04-09 第196回国会 参議院 決算委員会 第1号
いわゆるPB論、プライマリーバランス、このプライマリーバランス論が実はデフレを一番引っ張ってきたもとなんですよ。 プライマリーバランスというのは、要するに基礎的財政収支で、本年度の税収で予算を組みましょうというような考えなんですが、これを財政再建の目標にしちゃうと、これ絶対にうまくいかないんですね。といいますのは、プライマリーバランスというのは言わば結果なんです、結果なんですよ。
いわゆるPB論、プライマリーバランス、このプライマリーバランス論が実はデフレを一番引っ張ってきたもとなんですよ。 プライマリーバランスというのは、要するに基礎的財政収支で、本年度の税収で予算を組みましょうというような考えなんですが、これを財政再建の目標にしちゃうと、これ絶対にうまくいかないんですね。といいますのは、プライマリーバランスというのは言わば結果なんです、結果なんですよ。
これは、この間、こういう国、地方のプライマリーバランス論をとっちゃいかぬというふうに言ったんですが、ただ、中長期の経済財政に関する試算の一例として出させていただいたものでありまして、これは成長実現ケースでもなかなかプライマリーバランスが均衡しない。地方の自主財源を確保するとともに、不断の行財政改革、これに取り組んでいかなければいかぬというふうに思っています。
私が総務相のときは、知事会の皆様、当時は麻生知事会長でした、麻生知事会長と、国、地方のプライマリーバランス論はとらないと。国と地方とを一つの丼に入れてやってしまうと、黒田市長がおっしゃったように、地方独自の財政改革のモチベーションが生まれません。中央政府がサボっているものを地方に、地方の庭にそのごみを投げ捨てるからです。
その時に私たちが合意をしたのは、国、地方のプライマリーバランス論をとらぬと。これは、当時の麻生知事会長とも金子議長会会長とも、さんざん議論をしました。それはなぜかというと、国、地方のプライマリーバランスを合わせてどんぶり勘定にしてしまうと、国の歳出削減努力がまさに減ってしまう。逆に言うと、地方が一生懸命歳出削減、財政再建をやっているものが消えてしまう。
このプライマリーバランス論というのが一番もう諸悪の根源なんですよ、これ、はっきり言いまして。 なぜ諸悪の根源かということをちょっとこれから皆さん方とお話ししたいと思うんですが、まず事務方に聞きますね、事務方にね。これはもう事務方に聞いて、あと総理や麻生大臣に御感想いただきたいんですけれども、財政健全化目標としてプライマリーバランス、これを日本は採用しているんですよ。
ここからが本題でして、こういう新幹線事業、公共事業もそうなんですけれども、なかなか整備が進んでこなかった最大の原因は、私は、要するに公共事業費をどんどん削減してきた、もっと言えば、財政再建ということが先に立って、プライマリーバランス論が余りにもこれは行き過ぎてしまったと思うんですよね。
そのときに、知事会の皆さんと、国、地方のプライマリーバランス論というのは簡単にとるのをやめようと。それはなぜかというと、国、地方でまぜてしまうと、中央政府の改革努力がうまく見えなくなるんです。もっと言うと、税を集める方がそれをやってしまうと、地方にその負担を転嫁することもある。
それから、少し私が今危惧をしておりますのは、先ほども少し出ておりましたけれども、先生がおっしゃった、国の庭先だけきれいにして、今少し一部で出てきているのはプライマリーバランス論です。国、地方のプライマリーバランスを一定にしなさいと。地方の方はもうプライマリーバランス、この間、血のにじむ思いで全体としては成し遂げているわけです。均衡をしている。それに対して、国の方はまだそれができていない。
今までのプライマリーバランス論と違って、財政赤字の累積、つまり国と地方の借入金全体を、アッパーリミットを決めて、そこに至ったところでそれ以上債務がふえないようにしていく、一種の債務管理と似たような政策をとりたいというふうに考えております。 どういうふうにやるかと申しますと、民間会社で申し上げれば債務管理会社をつくるのと同じように、ある債務、負債の会計を、箱をつくります。
○金子公述人 今までの財政構造改革は、プライマリーバランス論であります。つまり、一般歳出の赤字分をどうやって減らしていくかということをターゲット化していきます。ところが、これは御存じのように、建設国債は抜け穴になります。